【スリランカ旅行記103】どこかユルい空気が流れる、マータレーのスパイスガーデン

スパイスガーデン

▲スパイスガーデン No.99

パッケージツアーでスリランカを旅行して、スパイスガーデンに行かれた方は多いと思います。

キャンディから少し離れたマータレーという場所にある施設で、無料で立寄りやすくトイレやレストランもあるため、ツアーに組み込まれることが多いです。

ただ、どういう場所か知って行くのと、知らずに行くのとで印象が変わるので、そのあたりをご紹介してみます。

スパイスガーデンは複数あり、近くで違う番号も見かけますが、たいていNo.99という場所に行きます。
(実際に99カ所もあるのかどうかは不明です)

スパイスの紹介からスタート

スパイスの見学へ

▲スパイスの見学へ

「スパイスガーデン」という名前の通り、前半はスパイスの生えた中を散策します。

到着するとスリランカ人のスタッフが出てきて、驚くほど流暢な日本語でスパイスの説明をしてくれます。

毎日同じことを繰り返しているせいか、スパイスの説明は日本語ガイドよりもはるかに上手なくらいです。

時々マッサージもしてくれる

会話の応用力はあまりないので、いろいろ質問すると急に日本語が下手になったりしますが、サービス精神は結構あって、途中に置いてあるオイルなどを説明しながら、少しマッサージを体験させてくれたりもします。

マッサージの体験

▲少しオイルを塗ってマッサージ

後半は薬の販売員に変身!

商品説明の場所

▲オイルや薬の説明場所

説明を受けながら奥に進んでいくと、屋根のある(というより壁のない)建物があり、スパイスからつくられた薬を説明する場所になっています。

ひとつずつ効用を説明してくれて、日本語の説明書も用意されているのでよく分かります。

売り込みっぽいところはあまりなくて、淡々と(でも熱心に)スパイスや薬の説明をしてくれます。

頭痛に効くオイル、髪の毛にいいオイルなど、効果がはっきり書かれているので、いろいろ質問してみましょう。

スパイスや薬のことなら詳しいので、きちんと答えてくれます。

販売員に返信

▲ユルい販売員に変身!

外国語の案内

▲日本語以外も用意されている

当然のように薬の説明を始め、「買わなくてもいいんですよ」と言うのがお決まりなので、何の予備知識もなく行くと少し面食らいます。

また、その商品が思ったより高いので尻込みもします。

ヘアオイルや薬などは、千円から二千円前後したりするため、私も初めての時は、安いスパイスミックスだけ買いました。

スパイスガーデンの売店

▲ヘアオイルやバームなど

各種スパイスは安い

▲各種スパイスは安い

意外に優れた商品

ただ、ヘアオイルなどを買って帰った他の人の話を聞くと、とても質が良かったといいます。

知り合いもオイルを買って帰り、私がまた行くと言ったら、買ってきて欲しいと頼まれましたし、頭痛がひどいという人にオイルを買って帰ったら、実際に効果があったそうです。

男の私にはあまりピンとこないのですが、スリランカのアーユルヴェーダ由来の製品は、日本の女性から評価が高いようです。

そんなわけで私としては、スリランカに行ったらまた寄ろうと思っています。

スパイスを見学する場所と思って行くと少し面喰うのですが、安価に良い買い物ができる場所と思って行くと、結構いいものが売っているため楽しめます。

お決まりのパフォーマンス、脱毛クリーム

スパイスガーデンには、お決まりのパフォーマンスがあります。

脱毛クリームの実演で、スパイスの見学中に塗っておいて、後で効果を見せてくれます。

自分で体験してはいませんが、きれいさっぱり毛が抜けて、痛みもないそうです。

間違っても、クリームを触った手で頭には触れないようにしましょう。

脱毛クリームのデモンストレーション

▲ヘラで脱毛クリームを塗る

脱毛クリームの効果を検証

▲しばらくして濡れティッシュで拭うと…

きれいに脱毛できた

▲きれいに脱毛できる!

スパイスガーデンの謎、不思議な日本語表示

スパイスガーデンの運営はどこかユルくていかにもスリランカ的なのですが、日本語表記にもちょっとおかしなところがあるのを見つけました。

オイルのラベルに印刷されている日本語が、2か所だけひっくり返っています。

いずれも「セット ウルワァー」と読めるのですが、その意味は不明です。

また、どうしたらこんな間違え方ができるのかも全くの謎です。。

一部が逆さまの説明

▲ちょっとおかしな日本語表示

こんな風にスパイスガーデンは、ほどよくユルくて、スリランカらしい味のある場所です。

ただ、説明を受けて買い物などすると1時間ほどはかかるので、忙しいツアーでは立寄らないのもありですね。

 

(2018年8月22日加筆)

スパイスガーデンは上記に書いた通りの場所で、スタッフが体験したままをレポートしています。

ですが時には、体を触られて不快な思いをした、チップの支払いを求められた、と仰る方もおられます。

スリランカでは国民性の違いから、他の場所でも行き違いで不快な思いをされるケースもあるのですが、スパイスガーデンではそうした例が若干目につくようです。

そのため、ご興味をお持ちで訪れてみたいという方以外には、特におすすめをしておりませんのでご了承ください。