複雑な歴史を経て現代のインドが息づく風光明媚な港街、ムンバイ

ムンバイ

▲タージマハルホテル(左)とインド門(右)

様々な顔を持つインド最大の商業都市、ムンバイ

ムンバイ(旧名ボンベイ)は、インド西海岸に面するマハーラーシュトラ州の州都で、インド最大の商業都市です。
かつては、ボンベイと呼ばれていましたが、1995年に現地語(マラーティー語)に基づく「ムンバイ」という名称に戻されました。

ムンバイはボリウッド映画の本拠地

大ヒット映画「スラムドッグ$ミリオネア」の舞台になった都市で、近年ではハリウッド映画をもじったボリウッド映画の本拠地としても有名で、年間1000本以上の映画が作成されています。この数はハリウッド映画よりも断然多く、現在のムンバイは、世界有数のフィルムシティーでもあります。

ムンバイの歴史と名前の由来

ムンバイの歴史は古く、紀元前2世紀頃までさかのぼります。
当時は、このあたりは小さな漁村にすぎなかったのですが、地理的にもペルシャや中東にも近く、ヒンドゥー王朝やイスラム勢力の支配を受け、1543年にはポルトガルへと割譲されました。

1661年にはポルトガルからイギリスへと委譲され、イギリス領になってからは、その地理的な立地条件から、海軍の基地や大規模な造船所が造られ、一大工業都市と成長しました。

ポルトガルは、ゴアの補助港としてこの地に要塞を築き、ポルトガル語の「良港=ボンバイア」と名付けました。
このボンバイア(良港)がボンベイの語源と言われていますが、それ以前からこの地の呼称として使用されていた「ムンバイ」という名は、当時漁民の信仰を集めていた、女神ムンバによるとの説があります。

風光明媚な美しい街並

もともと7つの島から構成されていましたが、現在では大半が埋め立てられて、かつてのボンベイ島が南に延びる半島となっており、マリーンドライブやムンバイシティの風光明媚な景色を作り出しています。
英国調の建物も多く、現在のムンバイは、コロニアルな街並みが名物となっています。

ムンバイ

▲港の前の広場とタージマハルホテル

独立運動の舞台ともなった街、ムンバイ

また、ムンバイは、インド独立運動が盛んに行われた中心地でもあります。
インド建国の父マハトマ・ガンディーも頻繁に訪れ、宗主国のイギリスに対し、”クイット・インディア=インドを立ち去れ”運動が繰り広げられました。

インド独立後、ムンバイは広大な面積を誇るボンベイ州の州都となりましたが、言語の違いによりグジャラート州、マハーラーシュトラ州に分割され、その後、州都となりました。

今日もインドのみならず、南アジア最大の都市として、ビジネスマンやツーリストで賑わいを見せています。


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